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有機農業基礎講座7月22日開催のおしらせ

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7月22日(火)午前10時~12時

徳島県立農業大学校の図書館にて(石井町石井字石井)

講師:小祝政明氏(ジャパンバイオファーム)

昨年、高知県土佐町の「有機のがっこう」で行われた小祝政明先生の植物生理の基礎、特に光合成と炭水化物の生成についての勉強会のレポートです

化学肥料と化学合成農薬を駆使する近代農業は、その技術を一部の技術者だけのものにしてしまい、農家とその技術を共有するということをほとんどしてこなかった。

化学肥料と化学合成農薬の技術には、一般の農家には知らされていない、または知ろうとしても困難なブラックボックスの部分が多過ぎる。

農家は化学肥料や農薬をメーカーのCMを信じ、その言うがままに買い、ただ受動的に使うだけになってしまっている。

そして使っている肥料や農薬がどのようなもので、現実的にどのような効果があるのかについて盲目的になってしまっている。

このことは農業という仕事を実に魅力のない、肉体労働のキツさが目立つ、ただ農産物をつくるだけの作業にしてしまっている。

また、何か調子が悪いと気がついても、何が原因で調子が悪いのか、見極めることができず、対処もできない。つまり、作物をつくることが、うまくいくか、いかないかよくわからないギャンブルにしてしまったのである。

有機農業への注目が集まっているのは、この近代農業技術のブラックボックスに対する反省が根底にあると考えられる。そこで、とくしま有機農業サポートセンターでは、有機農業技術を身につけ、人に教えることができる人材、有機農業のエンジニア(技術者)の育成を事業の中心に据え、有機農業技術の勉強会を定期的に開催することにしました。

農業は本来、自然の循環機能を促進し余剰を生じさせる技術であり、自然の探究が農業の基本。そして科学が進歩し発展した現在においては、自然へのまなざしも、昔よりも深く、さらによく見えるようになってきているはずである。

従来は植物は無機態でしか吸収できないと思われていたが、カメラ技術の発達でアミノ酸などの水に溶ける分子を根が吸収するところを動画で観察できるようになり、有機態も吸収できることが明らかになり、農家が経験的に理解していたことに、科学的な説明がされはじめている。このようなことを踏まえ、植物の体の構造や植物の生理がどのようなメカニズムになっているのかを積極的に学ぶことで、生育が悪いとか、病害虫の被害にあったなど、何か調子が悪いと感じた時に、自分でその原因が何なのか考えることができ、また自らその原因に対処できるようになることを、有機農業技術の勉強会では目標にしている。

そして自然の探究を基本とする農業技術の習得は、いわば農家が作物との対話する方法を身につけることであり、農業が本来もっている、命を育む力を発揮させることであり、作物をつくるという仕事のおもしろさを農家に歓喜させ、この仕事の喜びによって、後継者の育成や新規就農者の支援にも意欲的になっていくのではないかと考えている。

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