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2016年3月 7日 (月)

お稲荷さんの鳥居はなぜ赤い?

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お稲荷さんの鳥居が赤い理由。
吉野裕子著『ものと人間の文化史39 狐 陰陽五行と稲荷信仰』1980年法政大学出版局の中に鳥居が赤い理由は、もともと水害を封じる呪術であり、水と火のバランスを整える呪術であったからという説を見つけた。
陰陽五行では水気は、土剋水であり、有り余る強大な水のパワーを土気で封じる呪術が稲荷信仰のはじまりであるという。土は黄色であり、狐なのは狐色が黄色だからであるという。
稲荷信仰の発祥の地は、伏見稲荷。それを誘致したのは秦氏といわれている。
『日本書紀』欽明記にはじめて秦氏が登場する。
欽明天皇は「もし秦大津父という者を探して召し出され、御寵愛になれば、必ず将来、御位に即くことができるだろう」という霊夢をみられ、国内広く探された、すると山背国紀伊郡深草の里で見つけられた。秦大津父はすぐに召され、天皇即位の後に大蔵卿になった。
『山背国風土記』によると
秦中家忌寸等が遠つ祖、伊侶具の秦公、稲梁を積みて富み裕ひき、乃ち餅をもちて的となししかば、白き鳥となりて飛び翔けりて山の峯にをり、伊禰奈利(いなり)生ひき。
その子孫は祖先の非を悔いて、社の木を根こじて家に植えた。その木が根つけば吉、枯れたら凶という。
伏見稲荷を創建した渡来系氏族秦氏が朝鮮半島経由で中国からもってきた信仰が基礎となっていると考えられる。
稲荷鎮祭のはじまりは和銅4年の卯月午日であったという。
和銅元年から3年まで、長雨が続き、不作が続いていた。和銅5年は暦では「壬子」であり、60年に一度回ってくる最強の水気の年。これを警戒して、迎え撃つ呪術が稲荷鎮祭であったという。
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元明天皇が即位した707年の翌年
和銅元年7月に隠岐国で長雨大風で、諸国に疫病がはやる。
和銅2年3月、再び隠岐国が飢え、5月には、河内・摂津・山背・伊豆・甲斐の5か国で連雨で稲苗を損じた。
和銅3年3月、平城京への遷都4月には旱で諸社に奉幣し、雨乞いをした。ところが6月は長雨
和銅4年6月に「去年霖雨、麦穂既傷」という記録がある。
和銅5年秋7月、伊賀国より玄狐が献じられる。この出現は、祥瑞とされた。
玄は黒、黒が水気の象徴。狐は土徳なので、土剋水となり、水気を抑える力がある。
狐が馬に乗った「伏見人形」の意味は、十二支の火の象徴である午=馬
「火生土」より土徳のある黄色い狐が生じ、馬は狐に活力を与える。
赤い鳥居は火の象徴。「火生土」で水気を封じる土気に活力を与える。
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