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2016年2月21日 (日)

LPS・人間は土を離れては生きていけないらしい

■免疫力が低下するとどうなる。
免疫力が下がると、
①季節の変わり目に必ず風邪をひきやすい。
②きちんとケアをしているのに肌荒れがひどい。
③1年中便秘や下痢をする。
④しっかり寝たはずなのに体がだるい。
といった症状が出る。
■免疫力とは
免疫作用の初期に働くのはマクロファージという細胞で、「貪食細胞」ともよばれ、悪い菌や死んだ細胞、ガン化した細胞などを食べて処理している。
マクロファージの活動が低下すると免疫作用が低下し、マクロファージの活動が活発になると免疫力が向上する。
免疫力は腸の中の腸内細菌が司ってる。人間の細胞の数は60兆であるが、腸内にはそれを超える100兆個の細菌が棲んでいる。重さにすると1~1.5㎏にもなる。
■なぜ?現在人は免疫力が弱いのか?
現代社会は自然や土壌から隔離され、どこもかしこも除菌・殺菌されているので、普通の生活の中で、細菌を食べることが少ない。腸内に外部から細菌が入ってこないと、マクロファージの活動が低下し、免疫力が低下することになる。
LPSは「リポポリサッカライド」の略で、グラム染色に陰性のバクテリアの外壁をつくる成分である。マクロファージはこのLPSを食べると、外敵が浸入してきたと感じて活性化する。
バクテリアはグラム色素で紺青色または紫色に染まるものと、染まらないものがいる。
紺青色や紫色に染まるバクテリアは外壁がペプチドグリカン(ペプチドと糖でからなる高分子)でできている。納豆菌の仲間バチスル菌や放線菌がこの仲間。
紺青色や紫色に染まらないバクテリアは外壁がリポ多糖類(糖脂質)でできている。油脂だから染まらない。この外壁が油脂でできている細菌は、毒素で自分の体を守っているものが多く、体内に大量に入ってくると毒素によって食中毒を引き起こしてしまう。
体の警備をしてるマクロファージは、体外から入ってきた毒素をもっておるかもしれない細菌の死骸の壊れた外壁であるLPSを食べて、常に、外部から入ってくる細菌にどんなものがいるのかの情報を集めているのである。
畑や森、自然の中では、細菌の死骸の壊れた外壁であるLPSがたくさんあり、そこの空気を吸い込むだけで、LPSがたくさん摂取できる。LPSが腸に届くとマクロファージが活性化され免疫力が高まる。森林浴や農作業は免疫作用を高めることができる。
■免疫力をUPさせる方法
食べものでLPSを摂取しようとすると、土の中の野菜、大根、人参、ゴボウ、レンコンなどの根菜類の皮を食べるのがよい。皮の部分に多くあるので、白米より玄米、小麦は全粒粉がよい。マクロビオティックの「一物全体主義」。野菜を丸ごと、皮も根も全部を食べるというのは、LPSを摂取するという点で理に適っている。
これらの食べものと、腸まで届く乳酸菌を含むヨーグルトといっしょうに食べると相乗効果がある。玄米に乳酸菌が野菜の細胞の中に棲みついている古漬け漬物を一緒に食べるのは理に適っている。
寒風摩擦は皮膚の中にある免疫細胞を刺激するため、皮膚がうっすら赤くなるくらいの力でやるのが良い。血行を促進し、自律神経を整え、免疫機能を低下させるストレスの解消に効果がある。
人間の体の中では、毎日、5000個の細胞がガン細胞になっているが、免疫作用があるので、暴れるガン細胞は、毎日毎日撲滅されている。
土と共にある暮らし、自然と共に暮らすこと、日々、野菜を食べることが健康な暮らしに、とても大切なことである。
また、わたしたちは自然から離れては生きていけないということも教えてくれる。
Lps
LPSは3層構造になっている。
O抗原は細菌の一番外側の部分で、うぶ毛のようなもの。
そのうぶ毛はコアオリゴ糖という糖質に生えている。
その下に脂質でできたリビドAという内毒素(エンドトキシン)がある。
大腸菌のO抗原は約180種に分類される。病原性大腸菌O157は157番目に発見されたO抗原をもつ大腸菌という意味である。O以外にH、Kがある。
鞭毛をもつ菌をシャーレで培養すると、培地上を遊走して同心円状に広がる。この現象をドイツ語でHauchbildung(「ガラスに息を吹きかけたようなくもりが形成される」の意)という。。一方、鞭毛をもたない菌の場合、一か所に固まってコロニーを形成し、「くもり」は形成されないことから、ohne Hauchbildung(ohneは「~がない」の意)といった。これを語源として、後に鞭毛の抗原をH抗原、菌体(細胞壁)の抗原をO抗原と呼ぶようになった。
リピドAは、グラム陰性細菌の毒性の原因である内毒素(エンドトキシン)の構成成分である。
リポ多糖(LPS, エンドトキシン)の3つの領域のうち一番奥の部分であり、その疎水性によってLPSを外膜に繋ぎ止めている。
リピドA自体は毒性を示すが、ヒトの免疫システムによるリピドAの感知は、グラム陰性菌の感染に対する免疫応答の開始に重要な役割を果たしている。
LPSの免疫活性化能の多くは、リピドAユニットに由来している。リピドAは非常に強力な免疫システムの刺激剤であり、pg/mL程の量で単球やマクロファージなどを活性化する。
グラム陰性菌の感染により生体内でリピドAが高濃度になると、免疫応答が制御不能となりショックや死を引き起す。これをエンドトキシンショックという。

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