« 干満石お亀とアサタチヒコ | トップページ | 勝浦川干潟のシオマネキ! »

2015年12月 2日 (水)

クマゼミの羽化を観察in新町川水際公園

04semi03semi08semi05semi01semi02semi06semi07semi010semi011semi

7月21日(日)夕暮れを待って、蝉の羽化の観察会を行いました。

夕暮れまでは、水草を一心不乱に潜って食べているカモを眺めてつつ、眉山に落ちていく太陽を見送りました。

毎年、7月中旬頃にはクマゼミがたくさん羽化しているのですが、今年はクマゼミは少なく、アブラゼミが見られました。

蝉博士石原先生の観察によると、今年は7月10日前後が、とても多かったそうです。

蝉は卵を木の枝に産むということを教わりました。卵のまま年を越し、300日くらい後の翌年の梅雨時に卵は孵り、幼虫は木の枝からポトリと地面に落ちて、木の根の樹液を吸いながら、3~5年の間、土の中で過ごし、サナギにならずに成虫になる。幼虫も成虫も樹液を吸うので口は針のようになっている。

木をまめに剪定すると、蝉の卵ごと枝が切られてしまうので、剪定が多いと蝉は減ってしまうのだそうです。

蝉は好みの木があり、アブラゼミ、クマゼミ、ニイニイゼミ、ミンミンゼミなどは共通してサクラが好きらしい。サクラは切ると切り口から病気になりやすいので、めったに剪定しない。サクラが増えることが蝉が増えることにつながっているのだろう。

アブラゼミのその名の由来は油で揚げているときの音ににたジリジリジリと鳴くからだそうです。

09semi近年、アブラゼミは都市部で激減しているとのことです。原因はいくつか考えられていて、ひとつはヒートアイランド現象。コンクリートとアスファルトのジャングルと化した都市は、熱く過ぎて、乾きすぎているため、高温乾燥が苦手なアブラゼミが減っている。もうひとつが鳥に食べられすぎているという説。アブラゼミは鳥に襲われたら、手近な木に隠れるのだそうです。ところが都市の街路樹なんかは茂っていないので、隠れきれずに鳥につかまってしまうというのです。その点、クマゼミは鳥に気づいたら、隠れるなんか考えないで、とにかく逃げるのだそうです。よってクマゼミは生き延び、アブラゼミは食べられることによって減ってしまう。

« 干満石お亀とアサタチヒコ | トップページ | 勝浦川干潟のシオマネキ! »

生きもの探検隊」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/137663/63236325

この記事へのトラックバック一覧です: クマゼミの羽化を観察in新町川水際公園:

« 干満石お亀とアサタチヒコ | トップページ | 勝浦川干潟のシオマネキ! »

2016年5月

1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31